The Quartet (その4: ジャックデジョネット)

デジョネット先生。
ライブの日もとてもお元気そうでした。
昔からキースジャレットトリオの演奏でおなじみだったのですが、振り返ってみると、ブレッカーやメセニーのアルバムでもちょこちょこ顔を出してましたから、彼のドラム、相当聴いていることになります。
ライブでもDVDでも、やはりキースのトリオで拝見していることが多いのでその印象が強いのですが、この日も随所に先生らしいフレーズが出てきて、ひとりでニヤけながら聴いていました。
タムの乱れ打ちというのか、なだれ打ちというのか、あれ、好きなんです。
ズラララララ、ズラララララ、ジャーン!
なんだけど…、
口で説明するのは難しいな。
それから、あの独特の「間(ま)」。
時々ピタッと手が一瞬止まって、ちょっと考えて「ズチャーン」とやったり、やっぱりやめたり。
今回もたくさんやってました!
あと、もの凄く小さなシンバル使ってますよね。
「キーン」という鐘のような高い音が出るやつ。
あれ、ここ数年、いやもう随分前からかな、よく使ってますが、今回もやってました。
これがまたとてもいいんですよね!
キーストリオでは、4バースの時、どうやってリズムを数えてるのか全くわからないことがよくあって(もちろんあの3人はちゃんとわかっているようなんだけど…)、仲間内ではちょっとした七不思議のひとつなのですが、今回のライブではそういう場面、さすがに少なかったと思います。
全体に混沌としていて、今誰のソロなのかがわかりにくい演奏が多いなか、それでも曲としてちゃんとまとめていけるのは、やはりハンコック先生とデジョネット先生の力が大きいと思いました。
またぜひ札幌に来てもらいたいと思います!
メンバーの皆さんがこれからもお元気で活躍できますように、心から祈ってます!

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