さあて、今日はいよいよジェリコライブです。
いつものようにまたメニューを少々…。
1. 冒頭は超有名なスタンダードナンバー。ソニーロリンズの…といえば、アレですね!ちょっと専門的な話になりますが、この曲、ガーシュインの”I Got Rhythm”という曲と全く同じコード進行なんですね。コード進行は一緒だけど、テーマのメロディーだけ変える、そんな曲がジャズのスタンダードにはたくさんあるんですが、この曲もそのひとつ。非常に歴史のあるコード進行で、これを”Rhythm Change”と呼んでいます。(“I Got Rhythm”と同じコード進行という意味。コード進行のことを英語で”change”といいます。)
実はSuper-sqdがライブでやるのはこれが初めて!セッションでもよく演奏される有名曲のせいか、みんなは結構こなれた感じで演奏してるんだけど、私はちょっと苦手です。ピアノがひいひい苦しむのを見て笑ってください!
2. 次もおなじみのスタンダードナンバーで、去年のさっぽろオータムフェストでも演奏した曲です。ボサノバ風の演奏が多いんだけど、今回は思いっきりラテンで。「私を○○に連れてって!」という曲です!
3. ガラッと雰囲気を変えて、久しぶりにピアノとソプラノサックスのデュオです。ケニーギャレットのアルバムに入ってるバラードなんだけど、作曲はそのピアノを弾いているシェドリックミッチェル。どうなんだろ、有名な人なのかな?失礼ながら私はこの人よく知らなかったのですが、曲はほんとに素晴らしい!哀愁のサックスにご期待ください!
4. ドングロルニックの曲で、うちのバンドでは何度もやってるおなじみの曲。曲の合間にメンバー紹介、というのが一時定番になっていました。ただ、今回は今までと全く違うアレンジです。ジャズロック風の原曲を4ビートにしたらどうなるか…これがなかなかいいんですよ。お楽しみに!
5. これまたドングロルニックの曲。新曲です。彼の曲はほんとにcoolですね、たまりません!「グロルニックコード」と私が勝手に名付けた彼独特のコードが満載です。聴きどころはやはりベースでしょうか?あと、後半のサックスソロもかなり燃えそうです。20年前やろうとしたけど難しくてお蔵入りしてしまったこの曲。若い時にできなかった曲がオジサンになってできるようになったというわけなんです。不思議ですね。
6. ここでピアノトリオ。前回JAMUSICAに続いてキースジャレットのオリジナル曲です。とにかく美しい!キースジャレットのスタンダーズトリオというと、もう結成から25年過ぎていて、同一メンバーのピアノトリオとしては世界最長と言われています。結成当時からずーっと聴き続けていますが、それまであまりよくわからなかったジャズベースのよさを初めて感じさせてくれたのが、このトリオ。ベースとドラムがどんな風にからんでくれるか、とても楽しみです!
7. マルウォルドロンの名バラード。何度も演奏している曲ですが、今回はまたちょっとアレンジを変えてやってみます。最初のテーマがおもしろい。マイケルブレッカーばりのバリバリサックスが、こんな渋い音も出せるのか!?意外性にご期待ください!
8. またまた登場、パットメセニーです。2/15のSapporo Jazz Bank Final Liveでも演奏しようと思っているのですが、今回は完成度チェックも兼ねて…。
こんなメニューになっていますが、いかがでしょうか?
今回は静かめの曲も多く、かなり聴きやすい内容だと思います。
通常、ジャズのライブで曲の予告をすることはまずないのですが、うちのバンドはちょっとマニアックな選曲が多いので、クラシックのコンサートみたいにプログラム的なものがあった方が皆さんに興味を持って聴いてもらえると思って書いています。
あ、ライブの時に携帯でこのブログを見ながら、という聴き方もいいかもしれませんね!
ぜひ参考にしてみてください!
それでは、たくさんのご来場をお待ちしております!
コメント
昨日のライブのレポ楽しみにしています。
行けないながら…
annenさんが書いていらっしゃったソニーロリンズとI Got Rhythm…をキーワードに調べてみたら、Oleoという楽曲がヒット!
jazzの知識が全く無いモノとしては、annenさんのブログから、そんな勉強していますよ(笑)引き続き、ここで初心者のためのjazz講座してくださいね。
はい、”Oleo”ですね!大正解です!
嬉しいですね、こうして「予習」してくださってる方がいるとは…!
ありがとうございます!
Jazz講座はぜひやってみたいのですが、如何せん力不足だと思うんですよね。
まあ曲紹介のなかで少しずつでもマメ知識を入れられたらいいなと思ってますので、ぜひ参考にしてみてください!